奄美の本土復帰60年の節目にあたって南島叢書第94巻めにして初の
「奄美の八月踊り唄」の現代語対訳付の本格的論考が刊行となった!
著者の清氏は奄美三世であり、もう一人の著者富島氏は奄美在住にして太平洋戦争とその後の復帰運動を経験した。
富島氏が根気強く収集記録をおこなった奄美に伝わる「八月踊り」の時に歌われる「八月踊り唄」をベースに清氏が対訳を仕上げ、そこに民俗学的視点からの奄美の文化・芸能論を展開した。
「奄美の八月踊り唄」の男女の掛合い唄こそが、ひとのコミュニケーションの原点であり、現代人が失い欠けている《生命感の回復》と《共感的絆の回復》を気づかせてくれるという。
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