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一般書

「吃音」の正しい理解と啓発のためにーキラキラを胸に

注文する書籍の紹介堅田 利明 編著
 私は、吃音のある小学2年生の男の子、五味佑翔の母親です。
 佑翔が、保育園年少の頃より吃音に気づき、知り合いから餅田先生の事を聞き、年中の夏より吃音の外来(ことばの外来)を受診しています。
 餅田先生から初めて、吃音の事、佑翔だけではなく吃音のある人がたくさんいる事を聞きました。たいした事ないだろうと考え、それまで間違った対応をしていた事もあったと反省したのを思い出します。
 佑翔は毎回楽しくことばの外来に通っていたのですが、ある時から受診しても一言もしゃべらなくなってしまいました。佑翔の気持ち、吃音のある子どもの気持ちが分かってあげられないと餅田先生に相談したところ、『キラキラ どもる子どものものがたり』を貸してくださいました。佑翔は年長になっていました。
 私が家で『キラキラ』を読んでいると、佑翔が、「何を読んでいるの?」と聞きに来たので、「 ゆうちゃんみたいに、あ・あ・あ……ってなっちゃうお友達の本だよ。あ・あ・あ……ってなってもいいんだって。治さなくってもいいんだって」と話しました。その時は、「 ふーん」 と言っていただけの佑翔でしたが、それ以降、たくさん話をするようになりました。あとから分かったのですが、佑翔は、 “ 病院に行くからには治さないといけない。でも
しゃべると、吃音が治ってないのが分かってしまう” と思っていたようです。
 当時、私自身吃音のある子どもの気持ちが分からず、どもる息子を見て、“ 治してあげたい、治ればいい” と思っていました。私もどこかでプレッシャーをかけていたのかもしれません。『キラキラ』のなかで、「どもる事って別に悪い事ではないし、間違った言い方をしているわけでもないよね。だからそれを正さないといけないって考えなくていいと僕は思う」というひげ先生の言葉を聞いた新一くんが、「どもってもしかたないんだ、と、うれしかった。」と感じたというところを読んで、私は息子の気持ちを分かっていなかった事に気付き、泣いてしまいました。
 保育園では、担任の先生だけではなく全ての先生に吃音について知ってもらい、年長の時には担任の先生が、クラスのお友達に佑翔の吃音の話をしてくれました。おかげで佑翔は嫌な思いをする事なく(少しはあったのかもしれません……)、元気に楽しく過ごせたと思います。
 保育園に通っているうちに友達が吃音の事を理解してくれた事に大きな意味があったと分かったのは、小学校に入学した後の事でした。小学1 年生の時、朝の健康観察で、“ はい元気です” がうまく言えず、泣き出しそうになった時、保育園で同じクラスだったお友達が「 ゆうとくんは、たまにこうなっちゃうんだよ」と言って助け船を出してくれたのです。実を言うと保育園の時、クラスのお友達に吃音について話す事の意義を園長先生になかなか理解してもらえず大変な思いをしたのですが、こんなふうにちゃんとつながっているんだ、と嬉しく思うとともに、伝えていく事の大切さとサポートしてくださっている方々への感謝の気持ちでいっぱいになりました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「星に願いを込めて……」より
 
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